胃カメラ(胃内視鏡検査)
当院では内視鏡専門医による、苦痛の少ない麻酔を使用した内視鏡検査を行っています。
胃内視鏡検査
減ってきているとはいえ日本ではまだまだ胃がんが多く、いかに早期に発見し適切な治療を受けられるかが治療の大きなポイントになっています。
内視鏡検査を定期的に受けることで、万一がんになったとしても内視鏡で切除可能な段階で見つけられる可能性が高くなり、ほとんどの場合は生活にほとんど支障なく治療して完治も望めます。過去に内視鏡検査を受けて辛く苦しい体験をした方でも、当院の内視鏡検査では苦痛の少ない麻酔を使用して検査を受けていただいていおりますので安心してご相談ください。
経口胃内視鏡検査
経鼻胃内視鏡検査
NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)の併用によるより精密な検査
NBIは血液中のヘモグロビンに吸収されやすい波長の光で観察する方法です。血管が黒く強調されますのでがんのように血管構造の異常がある場合、周囲より暗茶色に描出されるため視認性に優れています。
- 通常の光ではやや発赤した程度ですが、NBIを使用すると暗茶色のがんが明瞭な領域で描出されます。
- NBIを併用することにより病変の視認性が増しがんの検出率が上がり、検査時間も短縮できます。
- 食道の微小な腫瘍性病変は特に周囲と区別が着きづらいため、NBIはこうした部分に発生した病変の発見に有用です。
胃カメラ(胃内視鏡検査)でわかる疾患
上部内視鏡検査では粘膜の状態を直接そして詳細に観察できるため、食道がん・胃がん・十二指腸がんといった悪性腫瘍などをはじめ、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・急性胃炎・慢性胃炎・胃ポリープ・十二指腸ポリープ・逆流性食道炎といった疾患の診断に大きく役立ちます。
上部内視鏡検査で行うこと
1麻酔・鎮痛剤
2検査
3休憩
4説明
内視鏡検査の注意事項
検査前の諸注意
検査前日
● 午後9時以降は食事を取らないでください。
● 午後9時以降色のついていない水分摂取は構いません。
● アルコール接種は控えてください。
検査当日
● 朝食は摂らずに来院してください。
● 色のついていない水分の摂取はごく少量でしたら構いません。
● いつも飲んでいるお薬は原則飲まないでください。
※医師に飲むように指示された薬は検査3時間以上前に飲んでください。
鎮静剤を希望される方
● 少し眠気を生じる薬を使用しますので、検査当日は自転車・バイク・車などでの来院はお控えください。
● 検査後1~2時間はクリニック内で休んでからお帰りいただいております。
検査後の諸注意
咽頭麻酔について
のどの麻酔がとれるまで1時間程かかります。
鎮静剤について
検査後も半日程度眠気が生じることや判断力が低下することがあります。
鎮痙剤について
目がチカチカする・喉が渇く・動悸がする・尿が出にくいなどの症状が出ることがありますがしばらくすると改善します。
その他
検査中に胃を広げるため空気を胃内に入れます。お腹に違和感が生じますがしばらくすると改善します。
組織検査について
組織一部を採取する検査を行う場合があります。その場合はアルコール・タバコ・刺激物などの摂取を避け、消化の良いものを摂取するようにしてください。
色素散布について
胃内に色を撒いて詳しく観察する場合があります。一時的に尿や便に色がつくことがありますが心配はありません。