消化器内科

消化器内科は、食道・胃・小腸・大腸といった消化管と肝臓・胆のう・すい臓を診る診療科です。

消化器に起こる主な症状

こうした症状があったら、消化器内科にご相談ください。

  • 消化器に起こる主な症状
  • 消化器に起こる主な症状
  • 喉の違和感
  • 飲み込む時のつかえ
  • 胃の痛み
  • 胃もたれ
  • 胸焼けや、げっぷ、吐き気
  • お腹の張り
  • 腹痛
  • 下痢、便秘
  • 食欲低下
  • 体重減少
  • 倦怠感
  • 疲れやすくなった
  • 黄疸(身体の皮膚が黄色っぽくなる)
  • 便が黒い
  • 血便(便に血が混じる)

主な消化器疾患

胃潰瘍/十二指腸潰瘍

炎症や潰瘍は胃に起こりやすい症状です。粘膜に炎症が起こって、組織を深く傷つけてえぐれた状態になったものが潰瘍です。胃や十二指腸の潰瘍は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染を原因とするものが多くなっています。 痛み止めとしてよく使用される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などが原因で起こっている場合もあります。粘膜の血流が悪くなると炎症や潰瘍を起こしやすくなるため、治療では過労や寝不足などのストレスをためないようにすることも重要になってきます。

ヘリコバクター・ピロリ菌検査を受けましょう

ヘリコバクター・ピロリ菌検査を受けましょう胃内視鏡検査で胃や十二指腸に潰瘍があった場合、また萎縮性胃炎(慢性胃炎)と診断されたらその原因はヘリコバクター・ピロリ菌感染の可能性があります。感染していても内服による除菌治療を受けることで、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発を約90%も抑えられることがわかっています。 ピロリ菌感染による慢性胃炎を放置した場合胃がんリスクが高まります。胃がんになる人の9割はピロリ菌感染が関係しているとされています。ピロリ菌の除菌を行うと胃炎の進行を防ぐことができるため、胃がんになるリスクが減少します。胃や十二指腸の炎症が進行する前の早い段階でまずは検査を受けるようにしましょう。 ピロリ菌検査は、内視鏡検査中に粘膜を採取することで診断できます。また採血でピロリ菌の抗体チェックを行う方法などもあり、患者さまに適した検査方法をお伝えしています。 検査でピロリ菌の存在が確認された場合、抗菌薬を朝夕1日2回内服し、それを1週間続ける除菌治療を受けられます。ピロリ菌の除菌により胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発を約90%も抑えられる事がわかっています。

逆流性食道炎

食道に症状が起こる疾患で、代表的な症状に胸やけや酢っぱいものが上がってくるなどがあります。中にはお腹が張ったり、咳やげっぷがよく出る、胃がもたれるといった症状が現れる場合もあります。これは強い酸性の胃液などが食道へ逆流することで繰り返し食道が酸にさらされて起こります。まず炎症が起こり、次に粘膜がただれ、悪化すると潰瘍を作ります。 逆流性食道炎の診断は、症状と胃内視鏡検査により行います。内視鏡検査では炎症などの所見が見られない場合でも、症状がある方は逆流性食道炎の治療を受けることで症状が改善していきます。 逆流性食道炎の治療では、酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬やヒスタミン拮抗薬の内服が有名になりましたが、生活習慣改善も重要です。油ものや甘いものを控える、食べ過ぎないといった食事内容の改善だけでなく、食べてすぐ横にならない、腹部をしめつけない、寝る時に上体を高くするなども有効です。

肝障害

会社の健診などを受けて、AST・ALT・γ‐GTPといった肝臓の酵素が高くなっていると指摘されるケースはよくあります。こうした肝臓の酵素の数値は、肝細胞が何らかの原因によって壊されている指標となるものであり、肝機能の破壊が少しでも続いていくと肝硬変に移行する可能性があります。 そこで肝障害があったら原因を明らかにして、進行をできるだけ早く止めることが重要になってきます。原因となる疾患には、ウイルス性肝炎・アルコール性肝障害・脂肪肝炎・原発性胆汁性胆管炎(PBC)・自己免疫性肝炎などがあります。 肝障害はほとんどが採血や超音波で診断できます。原因を明らかにして正しい治療を受けましょう。

血便があったら、必ず内視鏡検査を受けましょう

直腸がんや大腸がんの症状は様々ですが、一番多い症状は「血便」です。腹痛・軟便・便秘・残便感、そしてお腹に触ると中に腫れている部分(腫瘍)があるなど他の症状がなくても、血便があったら必ず内視鏡検査を受けてください。 血便は大便自体が黒っぽい場合もありますし、血液が付着している場合やキレイな赤い血液が出ることもあります。どういった状態であってもお尻から血液が出たら、大腸内視鏡検査を受けましょう。痔だと考えて放置してしまうケースもよくありますが、血便から見つかる大腸がんは進行がんの可能性が高いものです。血便を見過ごしたり、安易に自己判断せず専門医にご相談ください。当院では便潜血検査や直腸診・肛門鏡検査を行っております。

tel:03-5879-2489午前 9:30-12:30 午後15:00-18:30

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