当院のAGA治療
当院では男性型脱毛症(AGA)に関して、内科医師による診療を行った上で臨床試験ではじめて効果が認められた内服薬のフィナステリド(商品名:プロペシア)を用いた治療を行っています。
なお、診察室で院長がお薬を直接お渡ししますのでプライバシーが守られます。
男性型脱毛症(AGA)について
AGAとは
全国で1260万人がAGAだとされており、遺伝的背景を持つ男性の思春期過ぎに前頭部から頭頂部で起こる薄毛です。進行性ですから症状が出始めると徐々に薄毛が進行していきます。
AGAの原因
主な原因は遺伝や男性ホルモンの影響だとされており、直接の原因となる物質は、DHT(ジヒドロテストステロン)です。DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから作られる物質ですが、これが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合することで脱毛シグナルが出され、毛の成長が止まり毛髪が長く太い毛に成長する前に抜けてしまうというメカニズムで薄毛が起こります。これにより十分に育っていない細く短い毛髪が多くなり薄毛が目立つようになります。
AGAの治療法
AGAの治療法には外用療法・内服療法・そして外科的な治療法である植毛などがあります。
内服治療の代表的なお薬はミノキシジル(商品名:リアップ)です。内服薬にはフィナステリド(商品名:プロペシア)が使われます。外用または内服療法は軽症~中等症のAGAに対してどちらか、あるいは併用により効果が現れたらその治療法を継続していきます。外用と内服療法で効果がない場合、重症・進行している場合には植毛を検討することが一般的です。
プロペシアを用いた治療
治療のポイント
「抜け毛の進行を遅くし、現状を維持及び髪の毛を増やす」ことを期待した治療です。
ベストタイミングは薄毛が気になりはじめた時です、ここで対処すると最も有効です。
効果の目安は、抜け毛が減ったかどうかで判断します。
効果を判定するために、6ヶ月間飲み続ける必要があります。
プロペシアの効き目
5年間の臨床試験が行われ、その結果90%の人に抜け毛の進行を抑える効果、あるいは改善効果が認められています。初めて臨床試験で効果の認められた内服薬です。
プロペシアの飲み方
成人の男性のみ服用可能です。1日1回、内服する飲み薬であり食前や食後に飲んでも効果に差はありません。
プロペシアの効果判定
抜け毛が減ったかどうかが治療効果の目安です。判定を行うためには6ヶ月の服用が必要です。
副作用
プラセボ(薬効成分を含まない偽薬)を対照とした1年間の国内臨床試験が行われ、そこでは副作用の発現頻度が4.0%となっています。主な副作用はリビドー減退や勃起機能不全など性機能の低下、下痢や胃部不快感などの消化器障害・総コレステロール増加やALT上昇など臨床検査値異常です。ただし副作用の発現頻度はプラセボ投与群との間に有意差は認められなかったため、プロペシアは安全性の高い薬剤とされています。
注意事項
- AGA治療は健康保険が適用されないためすべて自費診療となります。
- AGA治療は保険診療ではありませんがご来院の際は必ず保険証をお持ちください。診察の結果、他の病気が疑われた場合に保険診療で対応させていただく可能性があります。
- 肝臓に異常が現れた場合、安全に治療を続けることができません。そのため治療に血液検査は必須です。初診時には3ヶ月以内に健康診断などで行った血液検査の結果をご持参いただいても大丈夫です。血液検査も当院で受ける場合には、初診時に血液検査のみを行い、その検査結果を確認してから2度目の来院時にお薬を処方することになります。
- プロペシアは長期間飲み続けるお薬です。安全に服用していただくため定期的に血液検査での肝機能チェックお勧めしております。その際は他の医療機関で受けた血液検査の結果や健康診断の結果を持参いただくことで当院での血液検査は必要なくなることもあります。
- プロペシアの処方は4週間分が1単位です。これより少ない単位での処方はできません。
- 1回の診察で12週間分(3単位)まで処方可能ですが、初めてお薬を処方する時にお出しできるのは4週間分(1単位)となります。
- 不要となったお薬の返品や返金はお受けしていません。
AGA外来の費用について
初診料・再診料 550円(税込)(外来受診併診時は無料)
●フィナステリド (プロペシアのジェネリック) 28日分 5,000円(税込)
●デュタステリド(ザガーロのジェネリック) 30日分 5,500円(税込)
※プロペシアより前頭葉の脱毛に効果的
EDについて
ED(Erectile Dysfunction)は、「勃起しない、または勃起が持続しないために満足な性交ができない状態」のことであり、年齢を重ねることで誰でも起こりうる症状です。近年はストレスや精神的な原因から若年者にもEDに悩む方が増えてきています。
「完全に勃起できない」ことだけではなく「勃起に時間がかかる」「途中で萎えてしまう」「満足のいく性行為ができない」などもEDの可能性があります。
EDは成人男性の4人に1人
成人男性全体では4人に1人ですが、50代以上の男性に限れば2人に1人がEDの症状を持っているとされています。
年齢だけでなく基礎疾患が関与しているケースも多く、例えば糖尿病の男性がEDを起こす確率は健康な人と比べ2~3倍高くなるとされています。また前立腺疾患の治療後にEDの症状が現れるケースも増えてきています。
ED治療薬
現在、ED治療には勃起を促す効果的な補助薬がいろいろ開発されており、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどを当院でもご用意しています。それぞれお薬の効き方などが違いますので、ご要望をうかがいながら、患者さまに最も適したお薬の処方を心がけています。
EDのよくある症状
- 満足のいく性行為ができなくなってきた
- 短時間で萎えてしまう。途中で萎えてしまう
- 萎えてしまうと再度勃起するのが難しい
- 勃起時、硬さが不足してやわらかい
- 勃起に時間がかかる
- 全く勃起しない。
ED治療の費用について
初診料 550円(税込)
再診料 550円(税込)(外来受診併診時は無料)
※5個単位で処方しています。
●シルディナフィル(50)(バイアグラのジェネリック)800
●バルディナフィル(20)(レピドラのジェネリック) 1,500円(税込)
●ダダラフィル(20)(シアリスのジェネリック) 1,200円(税込)
安心してご相談ください
※当院はAGAやEDなどにかかわらず、個人情報やプライバシーに十分配慮して診療を行っています。安心してなんでもご相談ください。